そもそもフラワーアレンジメントとは何でしょう?
プリザーブドフラワーのアレンジでも生花のアレンジでも同じ事ですが、そもそもフラワーアレンジメントとはどういうことでしょうか?
アレンジという言葉には、「整頓する」「配列する」「用意」「手配」なんていう意味があるようです。音楽で言えば「編曲」することを言いますよね。
また、構成し直す、リメイクする・・ という意味もあるようです。
そこで、フラワーアレンジメントってなんだろうか?・・・
「花を整頓する」「花を配列する」「花をリメイクする」なんてのが、分かり安いのではないでしょうか。
そのままでも綺麗な花たちを、整頓して配列し直しリメイクするのがフラワーアレンジメントなのでしょう。
そうして出来た作品は、もとの花たちよりも輝いているはずです。
アレンジメントの歴史
アレンジメントの方法にもお国柄があります。
日本では、昔から「生け花」があります。もともとは「華道」と言うだけあって「道」を極める為の「心」の修行みたいな感じですね。
その後は、女性の習い事の定番になったりして、生け花のお免状を持っている中高年の女性は意外と多いと思います。
その形は、仏花から始まり床の間に飾ることを前提にしながら完成されたものが多いようです。
ですから、ちゃんとした日本間の床の間に基本に忠実な生け花が飾ってあるとそれは綺麗で、いつまでも眺めていたくなるものです。
そして、もうひとつはイギリス発祥のフラワーアレンジメントです。普通は、フラワーアレンジメントといえば、こちらのことでしょう。
形としては、教会の装飾に始まりダイニングテーブルの中央に飾る為の形などが完成されたのだと思います。
西欧からのアレンジメントの方法が紹介され、元々あった生け花とも融合された日本人のフラワーアレンジメントは、実はとても素晴らしいと私は思っています。
しかし、「生け花教室」でも「アレンジメント教室」でも、作品の形にこだわりすぎな気がしてなりません。
お寺や教会に飾るのは、プロに任せればいいのでは…
今どき、ちゃんとした床の間なんてなかなかありませんよね…
何千円もするアレンジメントを中央に置くほど大きなダイニングテーブルなんて…
もっと、実際の生活にマッチした「花の飾り方」があると思うのです。
花の飾り方も「自由」でいいのではないでしょうか?